メロンの栄養と健康効果

メロンの主な栄養成分

 

メロンの主な栄養成分(可食部100g中)としては、カリウム:320mg、ビタミンA(カロテン):450μg、ビタミンC:40mg、食物繊維(ペクチン):0.6g、β-カロテン(赤肉メロン):3600mcg、などが挙げられます。

 

期待される効能をまとめてみると、高血圧予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、動脈硬化予防、糖尿病予防、がん予防(赤肉メロン)、風邪予防(赤肉メロン)、利尿作用、となります。

 

メロンに含まれているカリウムの量は果物の中でも特に多い部類で、高血圧、動脈硬化などの予防効果を期待できます。カリウムは水分バランスの調節をする働きがあり、利尿作用、むくみ解消にも有効です。日本人の食生活では塩分を多く摂りがちなので、体の健康にも良い食品ということになります。

 

赤肉メロンではβ-カロテンの含有量がかなり多く、これは抗酸化作用によって老化を予防しますし、がん予防に対しても効果があるとされています。以前の赤肉メロンは日持ちが悪いのが欠点で独特のカロテン臭もあったのですが、現在のものは改善されていて、味も日持ちも問題なくなっています。β-カロテンには風邪予防の効果もあります。

 

また、メロンの果肉の食物繊維にはペクチンが多いので、腸内を活性化し、便秘を改善させたり、美肌にも効果があります。

 

糖質については果物なので、果糖・ブドウ糖・ショ糖などであり、吸収は早く、疲労回復や心身を健やかに保つという効果があります。