メロンの栄養と健康効果

メロンの種類

 

果物の中でもメロンの種類は多いほうでしょう。高級メロンの代名詞と言えばマスクメロン(アールス)でしょう。ただし、マスクというのは品種名ではなくて、麝香(じゃこう)の香りがすることからからきていて、実際はアールス系メロンを指しています。

 

「アールス・フェボリット」はその代表品種で、アールス・フェボリットの優秀なものを静岡県では「クラウンメロン」として販売しています。

 

夕張メロンも有名です。正式には「夕張キング」で、「夕張メロン」という名称は夕張市農業協同組合の登録商標です。

 

オレンジ色の果肉は甘みが強く、果汁もたっぷりです。少し小ぶりで果皮に細かい網が入っているのがアンデスメロンです。緑色の果肉はややかたいのですが、味と香りはマスクメロンとよく似ています。価格が手頃なので人気が高く、ハウス栽培でも主要品種になっています。ちなみにアンデス山脈とはまったく関係ありません。

 

クインシーメロンは果肉が鮮やかなオレンジ色なのが特徴です。いわゆるネット系赤肉メロンであり、食感はなめらかで、深みのある甘さもあります。甘い香りがしてジューシーです。

 

アムスメロンはやや楕円形で、濃い緑色の果皮をしています。網目は荒くて、縦じまになっています。果肉は淡い緑色ですが、甘みは充分で果汁も豊富です。

 

タカミメロン(貴味メロン)は細かい網目でネットの盛り上がりも浅いのが特徴です。果肉は緑色で糖度が高く、しかしさわやかな甘みを感じます。果肉がややかたいのですが、そのために日持ちがよいのも長所となっています。

 

他にも、青肉メロンのオトメメロン、赤肉種で果皮のネットが細かいルピアレッド、かつてはメロン市場のシェアNo.1だったプリンスメロン、皮は乳白色のホームランメロン、などがあります。