メロンの注目の成分
さてメロンの注目成分ですが、それは近年、メロンの改良種から抽出した成分である「オキシカイン」です。これが新世代の抗酸化物質として大いに注目されています。
オキシカインには、人体内で活性酸素を抑制する「SOD酵素」を活性化させる作用があります。これでガンの発生、進行を抑制し、体の老化(酸化)を抑制します。また、脳や肝機能を活性化する効果があるともいわれているのです。疲労に関しても、疲労の原因になる乳酸を減少させる作用が確認されています。
このように、すごい効果があるのがオキシカインです。オキシカインは、メロン全般に含まれている成分ですが、特に南フランスのアヴィニョンという地方で栽培されているヴォークルシアン種のメロンに豊富です。ここから抽出した物に由来するSOD様物質を小麦抽出物のグリアディン(たんぱく質)でコーティングして利用します。つまり、ヴォークルシアン種のメロンは特に抗酸化力が強いのです。
オキシカインは、グリアディンでコーティングして利用するので、胃酸や消化酵素からの影響を受けずに腸まで届くようになっています。活性酸素については直接消去するということではなく、まず腸で吸収されて、それが抗原抗体反応することで、SOD酵素などの生体抗酸化酵素の働きを促進するのです。とにかく、これはメロンにだけある健康効果なのです。